Tita Media

山口県子育てサークルTITAが子育てをアートで彩るヒントを紹介するメディアです。

Day13 愛を持って歩み寄ろう


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この絵はバンクシーの花を投げる男です。

かなり有名なのでご存じの方がいらっしゃるかな?

 

キリストの生誕の地として知られる

パレスチナベツレヘムイスラエル

分離する巨大な壁、通称「分離壁」に

描かれたものです。

ストリートアートなので

当然消されたり、壊されたりする

運命にはあるのですが

それでも尚、バンクシー

定期的にパレスチナに訪れて

アートを残し続けています。

 

2014年にイスラエル軍

ガザ地区を徹底攻撃した後

すぐに現地を訪れたバンクシー

こんな言葉を綴ったグラフィティを残しています。

「強者と弱者の争いから手を引けば、強者の側につくことになる。中立ではいられない」

 

野外刑務所と化したパレスチナを守り

イスラエルパレスチナ両国に向けて

「人間にとって本当に必要なものは何か?」と本質を訴え続けているアーティストです。

 

私なりの解釈でいくと

「本当に必要なもの」は愛だと思います。

そしてその愛を持って歩み寄ること。


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文句を言いたくなるときもある。

それでいい。

人を傷つける火炎瓶は捨てて

癒やしとなる花束を持って

自分の考えを伝えよう。

 

そう伝えてるような気がします。

 

パレスチナイスラエルのように

争いを続けている国は他にも沢山あります。

身近な所でいうと、韓国と北朝鮮

この両国は未だ休戦中です。

戦争が終わったわけではありません。

 

なので韓国は

先進国の仲間入りをした今でも

30歳までに約2年間兵役の義務があります。

なにも争いで解決しなくても、

他にも方法があるんじゃないの?

と思いますが戦争することで

得をする人、国があるから

きっとこの世から

戦争は失くならないです。

(皮肉にも日本はこの朝鮮戦争でボロ儲けし、その後の高度経済成長の足がかりとなりました。)

 

そういった強い立場の人たちの

思惑が渦巻き、絡み合った果てが戦争です。

そして弱い立場の人を

プロパガンダで巧みにコントロール

戦地に向かわせる訳です。

いつだって真っ先に被害を受けるのは

弱い立場の人たちです。

 

だからこそバンクシー

ストリートアートとして

誰でも見れる形にして

弱い立場にいる人へ

「目を覚まして!

争いでは何も解決しないよ!

本当に必要なものはなにか考えて!」と

核心に訴えるアートを残しているんだと思います。