Tita Media

山口県子育てサークルTITAが子育てをアートで彩るヒントを紹介するメディアです。

子どもとのお絵描きを10倍楽しむ方法

 

 

 

子どもが大好きなお絵描き!


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お絵描きに熱中しているときはお母さんも手が空いて嬉しいものの途中から

「お母さんも描いて!」とか

「見てみて〜!」とか

かまって合戦が始まりますよね?!

(あれ、うちだけ?)

 

そのときに役立つアートに絡めた声かけの仕方をシェアします。

 

これは、論理的思考も表現力も養われるため

かなりオススメです。

この少しの声かけの差が後に人生の分かれ目になるかも、、?!←

 

まずこの絵を見てください。


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まるで子どもが描いたような絵ですよね。

これはロシア出身の画家『カンディンスキー』によって描かれた絵です。

尊敬する作曲家のコンサートに行き、その音楽に触れ感銘を受けた気持ちを表現したものです。

 

カンディンスキーは全体を黄色で表しています。

彼にとって喜び、感動、そういったポジティブな気持ちは黄色だったのでしょう。

 

彼が活躍した20世紀初頭までの絵画は

見たものを写実的に描くというものでした。

 

ですが、彼はその価値観を打ち破り

『ワイの内面を描いたる!』

と目には見えない、内なる気持ちをキャンバスに描きました。

 

これを表現主義(表現派)と言います。

 

 

そこで思い返してみましょう。

私の娘が描いた(色塗り含む)絵です。


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ただ想いのまま筆を走らせ

一般的な価値観にとらわれない自分のこれだ!と想う色を重ねています。

 

あれ、ちょっとまって!

これって、、、

 

表現主義やん!

カンディンスキーやん!

 

…はい。

みなさんのお子さんもきっと似たようなよく分からない絵を書くと思います。

 

なんで目を赤に塗るの?とか

余白多すぎない?とか

他の色を使わないの?とか

 

大人の凝り固まった価値観で子どもの絵を判断しがちです。

 

が!

 

なんの、なんの。

子どもはカンディンスキーの意思を受け継ぐ

表現主義のアーティストでした。

 

なので、声かけするときは

『これ赤に塗ったんだね』とか

『みどり色だね』とか

肯定もせず否定もせず、描いたものについて声をかけてあげると、お子さんも嬉しくなるでしょう。

 

よく話せる子は

『だってね、これね、かわいいから、あかに、ぬったんだよ!』

とその行動原理を教えてくれます。

 

そうすると

「この子にとって可愛いと思う色は赤なんだ!」

と我が子の内なる情報に思いがけず出会えることもできます!

 

お絵描きがあまり好きでない子にも

「〇〇ちゃんが嬉しいときの気持ちって何色なの〜?」

と聞いて見るのも面白いかもしれません。

「黄色!」と答えたら

 

カンディンスキーと一緒だね!

 

と言ってあげると、お子さんの教養も身につくし

「ちょっと、ちょっと私って知的で教養のあるママじゃない?!」

という気持ちにもなれるかもしれません!!!!(え)

 

ぜひ、お試しください♫

 

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