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Day10 いつまで「居ないこと」にするつもり?



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私の住む街で衝撃的な記事がありました。

以下抜粋↓

山口県宇部市は、2020年度中を目指していたLGBTなどの性的少数者カップルを公的に認定する「パートナーシップ宣誓制度」の導入を、9月に延期することを決めた。「時期尚早」といった反対意見が多数寄せられるなどしたため。制度を理解してもらうため、今後、市民への説明の機会を設ける。

 

反対意見は「結婚して子どもを育てるのが本来の家庭のあり方」(33件)▽「新たな制度を導入しなくても現行の施策の活用で個人の人権は守られる」(25件)▽「制度導入は時期尚早」(22件)▽「多様な性を学ばせることで、未成熟な子どもの精神的な混乱を招く」(19件)などだった。

 

パートナーシップ制度とはLGBTに該当するカップルが市営住宅への入居や助成金の受給など法律婚をしたカップルと同様に行政サービスを受けることができるようになる制度です。

 

ただ幸せになる人が増えるだけの制度です。

ストーレートの人たちが損するわけでも、危害があるわけでもありません。

ただただ幸せな人が増えるだけです。

 

なのに、なぜ反対するのでしょうか?

往々にして今まで生きづらさを抱えたことのない人は「このままでいい」と現状維持にこだわります。

マイノリティで生きづらさを抱えている人達を「居ないこと」とする事で私達は今までの通り心地よく暮らしていけるのです。

 

そして、マイノリティがこんな田舎で声を上げたら、白い目で見られてとてもじゃないけど、住めません。どこに行ったって「あ、あの人声あげてた人だ!」と後ろ指を指されます。

それが田舎です。だから、多様性のある都会に逃げる訳です。

 

かつて高校生だった私が

「これだから田舎って嫌い」と都会に逃げたのと一緒。

 

少し目立つ行動をしただけで、すぐ噂が広まる。声を上げたら改善されるどころか

「みんな我慢しているのに、何アイツ」と同調圧力をかけられる。

誰がこんな街に住みたいと思いますか?

 

以下、私の持論です。

結婚して子どもを育てるのが本来の家庭のあり方」(33件)

⇛結婚にそもそも正解はありません。

正解のないものに「本来の家族のあり方」なんて存在しません。

その考えはあくまでも

「自分の中での正解」に過ぎません。

 

 

「新たな制度を導入しなくても現行の施策の活用で個人の人権は守られる」(25件)

⇛それは貴方がマジョリティで何も困ったことがないからでしょう。現状、生きづらさを抱えている人達の人権は守られていません。

みんな我慢し、妥協して生きているのです。

なので新しい制度が必要です。

この制度を使うことで「幸せなカップルが増える。」ただそれだけの制度です。

ストレートの人達が損する訳でも危害が加わるわけでもないのでご安心ください。

 

「制度導入は時期尚早」(22件)

⇛生きづらさを抱えている人がいるなら

明日にでも楽に生きられるように手を差し伸べた方がいいのでは?

あなた方の一番大切な人が悩んでいたら、時期やタイミングなど考えずに今すぐに助けてあげたくなると思います。

この制度も同じ事として考えてみてください。

 

「多様な性を学ばせることで、未成熟な子どもの精神的な混乱を招く」(19件)

⇛いつまで「男女という2つの性しかない」「男は女を、女は男を好きになるもの」という"おとぎ話"を子どもに教えるんですか?

 

このような現実とはかけ離れた"おとぎ話"を教えている現在の教育制度の方が混乱させると思います。

クラスに1-2人の割合でLGBTに該当する生徒がいます。

その子達は精神的に混乱していることでしょう。

またマイノリティだからって

「居ないこと」とするんですか?

それに子どもは大人が思っているよりよっぽど賢いです。

そして大人よりも常識や固定概念に囚われておらず柔軟です。

早いうちから、「多様な性がある」「多様な性指向がある」という"事実"を教えてあげるべきです。

 

みんなはどう考えた?

それでは!

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