Tita Media

山口県子育てサークルTITAが子育てをアートで彩るヒントを紹介するメディアです。

登園拒否をするお子さんをお持ちのお母さんへ

アート思考に絡めて、娘の登園拒否についてブログを書きます。

 

娘は保育園の一時保育に一年近く通っていたのですが、この春から幼稚園に入りました。

 

というのも幼稚園は3歳の誕生日から無償化の対象です。一方、保育園は4歳から。

 

何なんだ、この差は?!

ということで、その恩恵を最速で受けるために早速入園しました。

(他にももちろん理由はあるけどね!(笑))

 

超ビビリ&慎重派の娘は

保育園のときも一年通して大泣きで通園していましたが

案の定、幼稚園でも毎度大泣きです。

 

なんなら、家で制服に着替えているときから大泣き、いや、むしろ朝起きた時点で

「ねぇ、今日さ、幼稚園いかないよね?」と念押しで聞いてきます。

 

いや、行くけどな。

てか、これから3年間

ずっと行くのだよ。

 

そう心の中で思いながら、のらりくらりと話題を変えて朝の準備をします。

 

娘を見ていると、忘れかけていた自分の幼少期を思い出します。

 

あー、私も

保育園大嫌いだったな。

と。

(笑)

 

そのときは何で嫌だったのか理解できませんでした。だってね、4歳とか5歳ですからね。┐(´д`)┌←

 

感情の言語化なんてできなくて

嫌なものは嫌でした。

 

友達もいたのに、スポーツもできたのに。

(小さい頃って足が速いだけでヒエラルキー上位に君臨できる残酷な能力主義な世界。(急に何))

 

大人になってようやく分かったんです。

なんであんなに保育園が嫌だったのか。

だから、娘にも尋ねてみました。

 

「娘ちゃん、

もしかして友達に気使う?

疲れちゃう?」

 

すると

「うん…」とポツリと寂しげに答えたではありませんか!!

 

当時、若干2歳にして《気を使う》の意味が分かるのね!と思わず笑ってしまったと同時に、本当に疲れているんだろうなと顔を見て感じ取れました。

 

きっと気を使うの意味は分かっていない。

けど《疲れる》のは本音だと思います。

 

うんうん、わかるよ。

だってお母さんもそうだったもん。

疲れちゃうよね〜。

 

周りへのアンテナが高く敏感な子は、いい感情も悪い感情も全てキャッチしている場合が多いです。

親がいつもより元気のない顔をしているのもすぐ分かります。

友達がおむつの中でウンチしたのも先生よりすぐ気付きます。

友達が忘れ物したのも先生に教えたりします。

 

まだ2歳なのに?3歳なのに?

そんな事できるの?

 

はい、それがもう出来るんですよ。

早い子はその歳からもう、周りの空気を読み始めます。

上記の例は全て娘が、実際に行ったことです。

 

そら、そんだけ周りに気を使っていたら

疲れるでしょうよ!!!!

とツッコミたくなりますが、こればっかりは生まれ持った性質、いわば初期設定みたいなもんなので仕方ないですね。

(というかその初期設定は私からの遺伝であることは間違いないので共に頑張ろうとしか言えない。)

 

そういう子を世間一般的には

「感受性が豊か」や「五感が鋭い」と表現します。

人よりも感情をたくさんキャッチする能力が高いため疲れてしまうわけです。

 

赤ちゃんの頃に少しの物音でも目が覚めたり、背中スイッチがひどい子も大体、感受性が豊かな場合が多いです。

 

だから感受性の豊かな娘は

きっとこの先も、卒園するまでグズり続けることでしょう。(笑)

 

よく「幼稚園、泣かずに通園できるようになったね!慣れたんだね!偉いね!」

って声かけあるじゃないですか?

でもね、あれって当事者からしたら

 

「偉いね!」じゃないんや、

先生、お母さんよ。

こちとら、必死こいて我慢してなんとか折り合いつけて通園しとんねん。

頑張ってるんやから、そこは労いの言葉ちゃうんか。

 

と思っていますよ。きっと。

(いや、そんな悟ってないか!?笑)

 

泣いて登園してもいいじゃない。

なにがあかんのよ?って話ですね。

これがアート思考です。

【登園拒否=駄目なこと】ではないんです。

嫌なもんは嫌なんだから、親は頑張って笑顔で登園させようと奮闘しなくて大丈夫です。

ただ受け入れてください。

 

全国の登園のたびに泣いてグズって参っているお母さんお父さんたち

もう一度言います。

 

大丈夫です!

お子さんは本当に頑張っています。

そして、残念ながら

心の底からニコニコで登園できる日なんて来ません。(笑)

 

そういう日が表面上、来たとしても

心の中で彼らなりに

なんとか折り合いつけて笑っている。

 

いや、むしろ心配かけまいと

親や先生のために笑ってあげて

平気なフリしているという事なので

「偉いね!」ではなく

 

「頑張っているね!ありがとう!」と労ってください。

 

一つの物事を多面的な視点でみること、これがアート思考です。

「子どもの登園拒否」について

「困ったな」で終わらせずに

親自身も何が困るのか?何が嫌なのか?を含めて考えてみると新たな視点が加わり、視野が広がります😘

 

各々が自分なりに考えてみた結果

『やっぱりニコニコで、通園できるように頑張ってみよう!』と私とは違った解決策になることもあります!

 

そのときはまた思考のプロセスと合わせて教えて下さい♡